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新 鬼武 者 スロット 新台 IBM PC、PC/AT互換機からDOS/Vマシン、さらにはArmベースのWindows PC、M1 Mac、そしてラズパイまでがPCと呼ばれている昨今。その源流からたどっていく大原雄介さんによる解説連載の第7回。ビデオカードの台頭と、その性能を発揮するために投入された新規格「VL-Bus」の登場前夜までが前回。いよいよ、“Wintel”の出番である。
VL-Busのように場当たり的に新規格を生み出しても、それが長く使えるものになるとは限らない。一応は業界規格として策定されたEISAについても広く使われたとはいえない。
それは「とにかくすぐ使えるもの」を求め、「この先どうなるか」を考えなかった結果、といえなくもない。
きちんと長期間にわたって使える規格は「PCというのは将来どうあるべきか」のビジョンを定め、それに沿って「そのためにはこうした規格が必要」という形で定めるべきだ。そこでビジョンが間違ってたりすると、どうしようもないものが出来上がったりする。
1991年、Intelは社内にIAL(Intel Architecture Labs)と呼ばれる組織を立ち上げた。このIALのミッションは“Enable innovation in the industry”(業界でイノベーションを可能にする)というものだが、これだと抽象的すぎる。
もう少しかみ砕いて説明すると、IALのミッションとは「マイクロプロセッサの市場セグメントを広く拡大する」ことである。
つまり、現在利用しているユーザーではなく、今後Intelのプロセッサを利用するであろうユーザーのために、そうした新しいユーザーが必要とする「モノ」を可能にするための技術を開発する、というミッションを持っていた。
IALには500人あまりのエンジニアが所属していたが、いわゆるマイクロプロセッサ専門のエンジニアはおらず、ほとんどはソフトウェアのエンジニアであった。このIALが(成功/失敗は問わず)手掛けたプロジェクトは多数あるのだが、The organization of platform leadership : An empirical investigation of Intel’s management process aimed at fostering complementary innovation by third partiesに掲載のリストでいえば、
などが出てくる。
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